結論:「無料ダウンロード」と「無料鑑定」は別もの
先に結論を書きます。時計を気にせず文章で相談したい人は文字課金のウラーラ、文字・画像・電話の費用を分けて把握したい人はStella、初回ポイントで短く試してから決めたい人はアルカナが候補です。そしてどのアプリでも、料金が発生するのはアプリを入れたときではなく、占い師へ個別に相談したときからです。「無料アプリ」という表示は、すべての相談が無料という意味ではありません。ここを取り違えたまま使い始めるのが、いちばん多いつまずきです。
初心者が最初に確認すべきことは、占い師の人気でも口コミでもなく、何をしたときに料金が増えるかです。チャットの文字数で増えるのか、相談した時間で増えるのか、送った画像1枚にも料金があるのか、先にポイントを買う方式なのか。この違いを知らないと、同じ相談内容でも想定より早くポイントが減っていきます。逆に言えば、増え方さえ分かれば、予算は自分で守れます。
この記事では、公式サイトで料金の仕組みを確認できたウラーラ、Stella(ステラ)、アルカナを比較します。料金や特典はすべて2026年7月時点の情報です。アプリ内の価格、キャンペーン、占い師ごとの単価は変わるため、購入直前の画面をもう一度確認してください。
この館の立場も先にお伝えしておきます。占いは、考えを整理したり、別の見方を試したりするための娯楽です。未来や相手の気持ちを事実として確定するものではありません。医療・健康、法律、投資、借金などの判断を占いへ預けず、それぞれの専門家へ相談してください。
3アプリの料金と無料範囲を比較
| アプリ | 主な課金単位 | 無料でできる範囲・初回特典 | 支払いの特徴 | 向きやすい人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウラーラ | チャットは1文字3円から(2026年7月時点)。電話・メールにも対応 | ダウンロード無料。共通の初回無料額は公式サイトで確認できないため、アプリ内表示を確認 | 占いポイントを前払い(2026年7月時点) | 時間を気にせず、文章を短く整理して相談したい人 | 自分の送信文と占い師の返信のどちらが課金対象かを開始前に確認 |
| Stella | チャットは1文字3ptから、画像送信は1枚50pt、電話は1分200ptから。1ptは1.5円(税込)(2026年7月時点) | ダウンロード無料。共通の初回無料額は公式規約で確認できないため、アプリ内表示を確認 | ポイント購入は前払い(2026年7月時点) | 文字、画像、電話の費用を分けて把握したい人 | ポイントと円を同じ数字だと思わず換算する |
| アルカナ | チャットは1文字4円から、電話占いは1分180円から(2026年7月時点) | 初回は最大2,000pt、1,600円相当。初回起動とメール登録で各1,000pt(2026年7月時点) | 完全前払いのポイント制(2026年7月時点) | 初回ポイントの条件を確認し、短く試したい人 | 無料ポイント終了後は自分で追加購入する。写真送信にもポイントを使う |
表の「向きやすい」は、占いの精度の話ではありません。料金の増え方と、あなたの相談スタイルの相性の話です。文字課金は、ゆっくり考えてから送れる代わりに、長文になるほど費用が増えます。時間課金は、文字数を気にせず話せる代わりに、会話が延びるほど費用が増えます。ポイント制は先に使える量を区切れますが、「ポイント」という表示のせいで円の感覚が薄れやすい、という落とし穴があります。どの方式にも良さと弱点があり、自分の弱点と重ならない方式を選ぶのがコツです。
ウラーラ:文字数課金で、時計から自由になる
ウラーラの公式サイトでは、チャット占いを1文字3円からと案内しています(2026年7月時点)。時間ではなく文字数に応じてポイントを使う仕組みで、占いポイントは前払いです(2026年7月時点)。購入した分が上限になるので、「気づいたら想定を超えていた」が起きにくい構造と言えます。
文字数課金のいちばんの良さは、会話の途中で時計を見続けなくてよいことです。電話だと焦って早口になる人も、チャットなら相談文を送る前に下書きできます。「起きたこと」「知りたいこと」「自分ができる行動」の順に整理してから送れば、同じ説明の繰り返しが減り、それがそのまま節約になります。
ただし、長い経緯をすべて書くほど良い鑑定になるとは限りません。むしろ、相手とのメッセージ全文、関係者の個人情報、住所や勤務先といった、鑑定に不要な情報は送らないでください。文字が増えれば費用が増えるだけでなく、個人情報を渡す量も増えるからです。誰のどの文字が料金対象になるのか、画像や電話はいくらか、無料ポイントの有無と期限はどうか——このあたりは実際のアプリ画面で確認します。
向いているのは、口頭では緊張しやすい人、相談内容を自分のペースで書き直したい人、先払いで予算を区切りたい人です。文章がつい長くなる人は、送信前に質問をひとつへ絞る癖をつけないと、ポイントの減りが早くなります。
出典:ウラーラ公式サイト、ウラーラ「特定商取引法に基づく表記」
Stella:ポイントは外国のお金。円に直してから使う
Stellaの公式利用規約では、チャット相談は1文字3ptから、画像送信は1枚50pt、電話相談は1分200ptからです(2026年7月時点)。占い師によって必要ポイントは変わります。そして重要なのが、1ptは1.5円(税込)と明記されていることです(2026年7月時点)。
ポイント表示は、海外旅行先の値札と同じように扱ってください。「200」という数字を見て小さく感じても、円に直すといくらなのかを計算するまでは、安いか高いか判断できません。必要ポイント数だけを見て決めず、画面に表示される購入金額と、相談に必要なポイント数の両方を確認しましょう。
Stellaの分かりやすい点は、チャット、画像、電話の課金単位が公式規約で区別されていることです。手相の写真や資料を送りたい人は、相談料だけでなく画像送信の分も予算へ含めてください。また、チャットから電話へ切り替えると、1分ごとにポイントが減る方式に変わります。同じアプリの中でも、相談方法が変われば財布の減り方が変わる——ここを意識できるかが分かれ目です。
向いているのは、ポイントを円へ換算する一手間を惜しまず、相談方法ごとの費用を比べられる人です。逆に、残高を見ると「残っているから使い切りたい」と感じやすい人は注意してください。残高は使う義務ではありません。有効期限についても公式表示を確認し、「期限が来るから」という理由だけで不要な相談を増やさないことが大切です。
出典:Stella「利用規約」、Stella「特定商取引法に基づく表記」
アルカナ:初回ポイントの「条件」と「終わった後」を先に読む
アルカナの公式サイトでは、チャット占いは1文字4円から、電話占いは1分180円からです(2026年7月時点)。初回特典は最大2,000pt、1,600円相当で、アプリの初回起動で1,000pt、メールアドレス登録で1,000ptと案内されています(2026年7月時点)。
「最大」という言葉が付いた特典は、条件をすべて満たしたときの上限です。アプリを起動しただけで全額が自動で付くとは限りません。メールアドレスを登録するかどうかは、特典の1,000ptだけで決めず、プライバシーポリシーや通知の設定も読んだうえで判断しましょう。特典と引き換えに渡すものが何かを知ってから渡すのが、大人の受け取り方です。
アルカナは完全前払いのポイント制で、無料ポイントがなくなった後は追加購入が必要です(2026年7月時点)。チャットで利用者側から画像を送る場合は、1枚あたり20文字分のポイントを使うと案内されています(2026年7月時点)。電話占いは電話回線ではなくデータ通信を使うため通話料は無料ですが、データ通信料は発生します(2026年7月時点)。
向いているのは、特典の条件を確認したうえで、無料ポイントだけで一度試し、続けるかどうかを冷静に決められる人です。危ないのは、無料分が切れた直後です。話の途中でポイントが尽きると、続きが気になって、その場で買い足したくなります。そこで焦らないために、使い始める前に「追加購入は翌日までしない」と決めておいてください。翌日になっても買いたいなら、それは焦りではなく判断です。
出典:アルカナ公式サイト
「無料でどこまでできるか」を見分ける4段階
「無料」という表示を見たら、それが次のどの段階を指すのかを分けて読んでください。
- アプリのダウンロードだけが無料
- 会員登録や占い師一覧の閲覧まで無料
- 毎日の簡易コンテンツや一部メニューが無料
- 個別相談に使える初回ポイントや無料時間がある
ダウンロードが無料でも、個別相談が無料とは限りません。初回ポイントがあっても、相談の全行程が無料になるとは限りません。そして4に当てはまる場合でも、無料分を超えたら自動で止まるのか、自分で終了操作が必要なのか、先に支払い方法の登録が要るのかで、安全さはまったく違います。
特典には、対象となる相談方法、有効期限、初回利用の定義、登録条件が付いていることがあります。「今だけ」と表示されていても、その場で急いで決める必要はありません。条件の画面はスクリーンショットで残し、分からない点は運営窓口へ確認してからで十分です。急がせる表示に出会ったときほど、ゆっくり読む。これだけで避けられるトラブルがたくさんあります。
課金方式ごとの予算の立て方
文字課金の場合
質問文をメモアプリで作り、送信前に余分な繰り返しを削ります。ただし、背景説明を短くしすぎて誤解を生むのも避けたいところです。「事実」「気持ち」「質問」をひとつずつ書くと、短くても伝わる文になります。占い師から質問が返ってきたとき、それに答える自分の返信にも費用がかかるのかは、始める前に確認してください。
時間課金の場合
開始前に終了時刻を決め、通話画面とは別のタイマーを鳴らします。冒頭で「今日はこの時間まで」と伝え、聞くことをひとつかふたつに絞ります。時間が来たら、答えの途中でも「ここまでを持ち帰って考えます」と終えてかまいません。途中で切るのは失礼ではなく、約束を守っただけです。
ポイント課金の場合
ポイントを円へ換算し、購入前に生活費と分けます。ボーナスポイントが付く大きなコースはお得に見えますが、必要額を超えて買えば支出が増えたことに変わりはありません。残高、購入履歴、有効期限を確認し、自動購入や継続課金の設定がある場合は、内容を理解してから選んでください。
使わない方がよい場面
次のどれかに当てはまるときは、アプリを閉じて時間を置く方が安全です。
- 同じ質問を複数の占い師へ送り、安心できる答えを探し続けている
- 無料ポイントが切れる直前で焦っている
- 生活費、医療費、返済に必要なお金を使おうとしている
- 占いの返答だけで受診、服薬、契約、別れ、退職、投資を決めようとしている
- 「返信を止めると不幸になる」などの言葉で怖くなっている
- サービス外の連絡先や送金へ誘導されている
これは仮定の話ではありません。国民生活センターは、占いサイトで有料ポイントを買い続け、やり取りをやめられず高額になった相談事例を公開しています。不安をあおって継続を求められた場合は、相手の言葉をうのみにせず、やり取りを止めるよう案内されています。
困ったときは、請求画面、ポイント購入履歴、メッセージ、特典条件を保存してください。そのうえで、最寄りの消費生活センター等につながる全国共通の**消費者ホットライン188(いやや)**へ相談できます。サービス運営会社への問い合わせと並行して使える公的な窓口です。一人で抱え込まないことが、いちばんの安全策です。
出典:国民生活センター「占いサイトで鑑定士とのやりとりをやめられず高額なお金を支払った」、政府広報オンライン「消費者トラブルで困ったら『188』へ」
選び方のまとめ:相談方法から逆算する
もう一度整理します。時計を気にせず文章で相談したいなら、文字課金のウラーラ。文字、画像、電話の費用を細かく見分けたいなら、公式規約に単位が示されたStella。初回ポイントの条件を確認し、短く試してから決めたいならアルカナ。アプリの知名度からではなく、自分がどう相談したいかから逆算するのが、この比較の使い方です。
そして、どれかを必ず選ぶ必要はありません。無料の星座占い、タロットの1枚引き、紙への書き出し、信頼できる人との会話だけで、気持ちが十分に整う日もあります。個別相談を使う場合も、目的は答えを預けることではなく、自分が次に考えるための材料をひとつ持ち帰ることです。
最後の基準はこれだけです。アプリを閉じた後に、自分で選べる状態へ戻れるか。無料表示の大きさや特典の額ではなく、料金の仕組みと終わり方で選んでください。それが守れているかぎり、占いアプリはあなたの夜を少し軽くする道具でいてくれます。